お店に払った消費税はどう納められているのか
今回は、馴染みのある消費税についてです。
消費税はほとんどの商品にかかっています。
でも、消費税のかからないものも意外に多いんです。
税金がかかるものは溢れていますが、かからない物をあげてみます。
- 商品券
- 市役所などの行政で発行する証明書等
- 税金
- 借入の利息
この辺りが消費税のかからない代表的な物です。
経理担当者や税金に関わる仕事の方には当たり前に知っている話です。その他の方は雑学として知っていると面白いかなと思います。
そのほか、消費税はどうやって納められているかをお話しします。
お店で売った商品を、品物の料金と消費税で全て分けて集計しています。
手作業でやっているところはまずありません、会計ソフトだったりレジの機能にて集計されます。
その後、そのお店の決算、または確定申告の作業で、今お客さんから預かっている消費税はいくらかを出します。次に、仕入れや経費の購入で、逆に既に払った消費税を集計します。
その差額を国に収めるのです。
消費税の計算方法はいくつかあり、突き詰めると書ききれないのでここまでにしますが、ざっくりこんな流れで皆さんの消費税が納められています。
直接収めるのではなく、お店が代わりに納めてくれているので、「間接税」と呼ばれています。
しかし、そのお店の売上が年間1000万以下の場合、消費税の納付は免除しますよ、というルールがあります。
消費税を預かりながら、納めなくてOKですよ、という税制です。
この制度は近々見直しが入りますが、とても不思議な法律だなと私も感じています。
お買い物と一緒に消費税を払ったのに、払われていない場合があるという話でした。
こんな不思議な消費税制度、ネタの一つにどうぞ。